ご覧いただきありがとうございます。「写真のひとひら」代表の西平です。
運営会社から数えると10年以上、さらに遡れるなら、実家が写真館だった筆者からすると、自分自身のほぼ100%が写真で出来ていると言っても過言ではありません。
文字通り「写真で育った」私、写真を通じて社会的な活動が出来ないかなと考えていまして、「写真のひとひら」OPENを機に、念願のプロジェクトを立ち上げることが出来ました!
写真のドネーションね!って何?
FoToYoU(フォートユーと読みます)は、写真撮影のドネーションプロジェクト。
経済的な理由で、写真館での撮影を経験していない子どもたちに、スタジオでの記念撮影をプレゼントします。
原資となるのは、①ドナーの方からの寄付金 ②写真館の協賛金(撮影実費)です。
2つを合算し、受領者となるお客様へ最大3万円相当の記念写真撮影(百日記念、七五三、十三祝いなど)を提供します。
詳しくは、FoToYoUのサイトをご確認ください。
なぜドネーション?
「チャリティ」と「写真を適正な価格で提供すること」の両立が課題の解決になる。それを実現できる方法、ドネーションという形のプロジェクトになりました。
例えば、当店がチャリティの名目で「ワンコイン撮影会」など、極端に安いプランを打ち出す事も可能でした。ですが、当然利益も何もない、捨て身のプランです。
写真館が無理をする
=立ち行かなくなる
=従業員への還元ができなくなる
=経済的な課題を再生産してしまう
完全に良くないスパイラルが生まれます。更にもう一つの大きな問題が
「写真の価値を毀損する」
という点です。スマホやカメラの進化で撮影が身近になっているからこそ、私達は「写真館で撮る写真の価値」を高めていかなくてはなりません。「やっぱり写真館の写真は必要だな」と思ってもらい、来てもらい、撮影してもらう。
それは当店かも知れないし、当店では無いかも知れないけど、写真館での撮影を楽しんでくれる人が増えること。ここを諦めずに取り組むことが、写真文化の維持発展、社会活動そのものになるのではと考えました。
偉そうに言っていますが、「誰でも写真にもっと親しんでほしい」というのが、動機のど真ん中にあります。
名前の由来
実家の写真館の屋号が「フォート西平」でした。英語のPhotoではなくて、おそらくドイツ語のFotoなんでしょうね。正確な発音は知らないんですが、フォトではなくフォート。違和感なく「懐かしいなー」と呟いた方は、そのスジの人かも知れません・・。
ドナーになって下さるあなた。スタジオ撮影を必要としているあなた。あなたが、あなたへ向けて、あなたのための写真を贈る。For You、To Youの意味を込めています。
そんなあらすじで立ち上げたFoToYoU。まだ走り出したばかりですが、本当はこんな取り組みが必要ない社会が理想だよねー、などとちゃぶ台がひっくり返るような事も考えている筆者です。
今後も、少しずつこの取り組みのことを発信出来ればと考えています。当事者の方、サポートしてくださる方、パートナースタジオご希望の方、お問い合わせはお気軽にいただければと思います。どうぞよろしくお願い致します!